Life in Tokyo: 6月 2006 Life in Tokyo

Life in Tokyo

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2006-06-18

プージェ

素晴らしい映画でした。

関野さんが上映前に少女の結末をあらかじめ言われたので、心の準備はできていたはずなのに、結末シーンになったときは涙が止まらなかった。ナレーションがなくありのままだったから余計ぐっと来たのかもしれません。映画終了後は立てなくて映画館の外でしばらく休憩せざるを得ないほどのショック。休んでいる間もシーンを思い返すたびに涙が止まりませんでした。特におばあさんのことを思うといたたまれませんでした。

関野さんはお医者さんでもあるのだから、2回目の訪問があともう一歩早ければプージェのお母さんが落馬したとき治療ができたかもしれません。そうしたらプージェの運命も変わったのでしょうか。いや、モンゴルの時代の波に悪いほうに巻き込まれた悲劇だったのかもしれません。

社会主義から市場経済の進むモンゴル。民主主義である限り避けることができないのでしょうか、日本と同様、貧富の格差が広がり、都心に人口が集中。草原は荒れ自然環境も変わっててゆく。ゲルで移動する遊牧の民もいつかいなくなってしまうのでしょうか。

ところで、私がこのドキュメンタリーフィルムで旅を続ける関野吉晴さんを知ったのは偶然にもつい最近のことでした。南米大陸から500 万年前に人類が誕生したアフリカまで5万キロを徒歩、自転車、カヤックで旅を続ける関野さんの『グレートジャーニー』というシリーズ本。図書館でずいぶん前に見つけていたのですが、児童書の所にあり特に気にしていませんでした。ペルーに行く計画中なのでひやかし半分で読んでみようと思い借りていたのが実は先週のことでした。読み始めると止まらなくて、この人をもっと知りたいと思い、作者名”関野吉晴”を検索してみたのが3日ほど前。『プージェ』のことは別くちで知っていたのですが、関野さんがこの映画の出演者、しかも今日は上映前に関野さんのトークがあると知り、急きょポレポレ東中野に行って来たと言ういきさつ。

本(グレートジャーニー)はまだ2巻目を読み終えたばかり。チチカカ湖をボリビアからカヌーで渡り、ペルーに到達。クスコの近くのウィンチリ村に残る投石戦争の場面は、失礼なのはやまやまだけどついつい滑稽で笑ってしまった。ウィルベル君は元気でいてくれてる事を祈ります。

今日のトークイベントで関野さんはこの35年間で5000日も旅をしていると言われていました。すご!すごすぎる!

http://puujee.info/index.php
http://www.sekino.info/

ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

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2006-06-14

キャンドルナイト

電気を消してスローな夜を

というスローガンで、今年もキャンドルナイトがあります。
6月17日~21日 8時~10時PM 2時間電気を消してみようという活動です。

全国で様々なイベントがありますが、18日(日)には東京タワーのイルミネーションも消え、増上寺ではアコースティックキャンドルライブや朗読会もあるそう。

イベントに参加してもいいだろうし、お家でのんびりキャンドルの光を見ながら癒されても良いでしょう。(火事には注意してね)

18日といえば、ワールドカップ 日本 VS クロアチアがあるけど、試合開始は10時(PM)みたいだし、それまでの2時間、集中力を高める(!)という意味でみなさん一緒にキャンドルナイトどうでしょう!?

ナマケモノ倶楽部

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児童労働反対世界デー 6月12日

「児童労働はこの世に残された最後の奴隷制度」

6月12日は国際労働機関(ILO)が定めた児童労働反対世界デーでした。
週末、UNハウスで行われたイベント「なくそう!世界の児童労働」キャンペーンに参加してきました。

ゲストスピーカーのカイラシュ・サティヤルティさんはインドの児童労働反対の活動家。25年間で67,000人を超える子供達を救出してきました。カイラシュさんと、児童労働経験者の12才のスマン君がスピーチをした後、NHKで以前放映されたという『Stolen Childhoods』という映画を見ました。映画の中では、インドやインドネシアやケニア、アメリカの移民の児童労働問題など様々取り上げられていました。

私達はたまたま豊かな国に生まれ不自由ない暮らしをさせてもらっていますが、たまたま生まれた環境が故、児童労働をしている子供達が世の中には未だ2億1800万人もいます。
この4年間で2800万人の子供が児童労働から解き放たれた。南米・カリブ地域では児童労働は減っているがサハラ以南では逆に増え、アジアではあまり変化無し。娯楽のゴルフで使われるお金が年間400億ドル。年間80億ドルあれば全ての子供が教育が受けられるというレポートもありました。

今関わっているボランティアでMDGs(ミレニアム開発目標)の教材を作っています。MDGsは国連サミットで全ての加盟国首脳によって決められた2015年までに達成する目標。そのMDGsの一つに「全ての子供に初等教育を受けさせる」というのがあります。全ての子供が教育を受けられるようになるためには、この児童労働の問題は絶対なくならなければならない問題です。

会場からも質問がありましたが「今、私達が何ができるか」ですが、政治家やILO、国連やユニセフ、それからNGOなどにメールなどを送り活動に賛同しているという意思表示をすること、それからやはりフェアトレードの話も出ました。Consumer(消費者)の力が最も強い力となるから、児童労働で作られた商品を買わないことはもとより、公正な取引による商品であるフェアトレード商品を買いましょうというような動きです。
映画上映の後、青山から表参道、渋谷に向けてキャンペーンウォークを行いました。カイラシュさんをはじめみんなで叫んだ「みんな一緒だ、みんな一緒だ」、「なくそう児童労働」、「世界の子供に教育を」が心に響きます。


http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/ipec/index.htm
http://acejapan.org/

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2006-06-07

好きなトランペッター タブゾンビさん

やっとご紹介できる機会に恵まれました。

今年は大大大大ブレーク間違いなし!というかもうブレーク中ですね。日本でもヨーロッパや世界でも大活躍のタブさん。ご存知Soil & “Pimp” Sessionsのトランペッター。とにかくいい。聞いたことの無い方はもしこれを読んでくれる人は読む前に(先入観がない状態で)まずは一度聞いてみて欲しいです。しかもできればCDでなくライブがいい!

ソイルを始めて聞いたときは脳天を直撃されたほどの衝撃でした。
とにかく彼らのエネルギーがすごいんです。社長、元さん、丈青さん、秋田さん、ミドリン、そしてタブさん。

それぞれ違うバックグラウンドを持った6 人が融合したときの音のすばらしさ。私の表現力では言葉ではうまく言い表すことができません。Jazzなんだけどとにかくパワフル。こんなジャズ今まで出会ったことなかった。この意味、ライブに行かれた方はお分かりと思いますが、ジャズであんなにぶっ飛ぶなんて普通あり得ません。

今まで(私にとっての)ジャズって、リラックスしたい時やくつろぎたい時に聞くものでした。ところが!ソイルを聞くときは圧倒的に気合を入れたい時。例えば朝の目覚め、ジムで走るとき、あと勝負前とか(笑)

そういう意味ではロックやパンクに共通するという評論ももっともなのかもしれません。だから本当はジャズじゃないのかも知れません。でもそんなのどっちでもいい。とにかく好き。聞くとすかっと気分爽快になれます!

PE'Zとよく比較されていますが、私的にはPE’Zのほうが少しポップで軽めな感じ。ソイルの方が癖があるというか癖になるというか!アクが強いというか、男臭いというか!とにかく熱い!闘魂(笑)

なのでファン層は、男性も女性も半々くらいでしょうかね。(私の周りは女性ばっかりだけど)男性は特に共感できる音楽かもしれない。ヴァイヴというかスピリットというかそういのって同姓の人の周波ってあると思うし。

で、タブさんなんですが、私がトランペットを始めたいと思ったきっかけの1人。おしゃれで見た目はクール(?)で、ちょっと近寄りがたい雰囲気かなと思っていましたが、実際はおもしろくてとーーーってもいい人(に違いありません)。私の周りのトランペットを吹く人には悪い人はいませんので間違いありません。トランペットに対するパッションはすごいと思います。絶対にギークに違いありません。九州男児なのでこれまた頑固&こだわりがあるに違いありません。
それとすっごい華奢なのに、あんなパワフルなライブをこなすタフマンです。よくあんなに動きながら音続くよねー。もちろん努力があってこそだと思います。トランペットって本当に体力のいる楽器ですからね。私もまた鍛えないと!

タブさんの曲でお気に入りはやっぱ「PIMP OF THE YEAR」の中の「破片」。泣けます。いつか吹いてみたいなぁ。

http://www.soilpimp.com/
http://president.weblogs.jp/tabuzombie/

SUMMER GODDESS
サフォケーション(動画)

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