Life in Tokyo: 新春浅草歌舞伎 Life in Tokyo

Life in Tokyo

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2006-01-18

新春浅草歌舞伎



行きたかった新春歌舞伎、行ってきました。午後から有給を使って!歌舞伎、訳分かんないけど、割とすきなのです。(もちろんいつもイヤホンを利用しまっす!)
本日の演目は①『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)と②『蜘蛛絲梓弦 』(くものいとあずさのゆみはり)どちらも全く知らない内容。役者さんは、
①早野勘平ー中村 勘太郎

女房おかる-中村 七之助
斧定九郎-中村 獅童
判人源六-中村 源左衛門
千崎弥五郎-中村 亀鶴
原郷右衛門-市川 男女蔵
一文字屋お才-市川 門之助
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②傾城薄雲・禿・薬売り・番新・座頭・蜘蛛の精-市川 亀治郎(六変化)
源頼光-中村 勘太郎
坂田金時-中村 七之助
碓井貞光-中村 獅童
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1つ目のお話は悲劇なんだけど、勘平って人がいのしし狩りに行っていのししを撃ったと思ったら誤って人を殺してしまった。殺したのは極悪非道の斧定九郎って悪者。斧定九郎は殺されるすぐ前に実はお金目的で人を刺し殺していた-殺した人は勘平って人の義理の父親。この義理の父親、義理の母親、そして勘平さんの妻のおかるは、落ちぶれたサムライの勘平さんを立派なサムライに戻すため、おかるを祇園の遊郭に売ることを決意100両のお金を受け取ります。お父さんはその前金の50両を懐に入れ自宅へ帰っている最中、中村 獅童演じる斧定九郎って人に殺されてしまうわけ。そこにいのしし狩りに現れた勘平が誤って斧定九郎を殺してしまう。しかし暗闇で誰を殺したのかわからず...結果、勘平は義理の父を殺した斧定九郎を撃ちあだ討ちをしてるんだけど、てっきり自分が義理の父親を殺してしまったと勘違いしてしまいます。そして家族やサムライ仲間までそう疑い、、、勘平は自害するため腹を切ります。そこで、サムライの一人がお父さんの体を見て、実はお父さんは銃で撃たれたのではなく刀で刺された-つまり犯人は勘平ではないということがわかります。But!時すでにに遅し。でも勘平は最終的に疑いが晴れほっとし亡くなるのです。
勘平役の中村 勘太郎は中村勘三郎の長男、中村七之助は次男だから兄弟で夫婦を演じていたんですね。かっかっっていう歌舞伎の動きの時は「よ、中村や!」「よ、二代目!」っていう声が飛んでました。屋号ってよく分からないけど、ちなみに中村 獅童はんは同じ中村姓だけど「萬や(よろずや)」さんだった!斧定九郎の悪役はあっという間だったけどセクシーでかっこよかった!

2つめのお話は打って変わって、アクションたっぷり。
市川 亀治郎はんが6変化。それぞれクモが何かに化けて源頼光を狙い悪さをするんだけど、最終的に源頼光とその家来の2人がクモ退治をする話。坂田金時って金太郎の元になった人物なんだって。一つ目でしっとり美しい女性役を演じた七之助はんが金太郎役で、真っ赤な顔にメイクしてました。何より驚いたのは亀治郎はんの早変わりとえびぞり。それからかっかっっていう歌舞伎の動きね。最後のクモの登場は、長いすその着物を引きずって頭もこれぞ歌舞伎っていう感じ!面白かった~。

今度は屋号とお気に入りの役者さんを作ってまた見にいこ!
途中何度も睡魔に襲われそうになったけど、決して退屈だったからではありません。やっぱりあの独特の歌舞伎の音。あれ、何ていうの?お囃子?太鼓と三味線、それとよーっポンよーっポンって言うやつ、筒?。あの音はまるで胎教音楽。すごいすきなんだけど眠りを誘います。

それより今回私たちが買ったのは3等席@2000円!5階で舞台はめっちゃ遠かったけど、オペラグラスのおかげで問題なし!3時半から7時くらいまでたっぷり2000円で楽しませてもらいました。o(*'▽'*)o

今日はAmazon USで注文してたRoy HargroveのCDも届いてめっちゃいい日やった~!