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2007-06-17

児童労働反対世界デー2007 & Bobin Candle Night

今日はイベント2連ちゃん。

一つ目。
昨年に続き、国連大学大学で行われた児童労働反対デーにボラ仲間と一緒に参加してきました。
http://stopchildlabour.jp/

今年のシンポジウムのスピーカーは、アフリカ児童政策フォーラム理事のベケレ氏と、北大教授で元朝日新聞でアフリカ特派員などを務められた石弘之氏。石さんの本は偶然にも最近読んだばかりでしたが実際にお話を聞いて、パワポを見て、改めてアフリカの厳しい現状を知りました。

まず、「エチオピアコーヒー生産国の悲劇(Black Gold)」というイギリスのTV局が制作した映画の上映がありました。
コーヒーの価格はNYとロンドン市場に大きく左右され、巨大多国籍企業であり、焙煎企業であるクラフト、ネスレ、プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)、サラリーの4社が価格低迷を不当にも維持しています。
市場価格の低迷により一番影響を受けるのは、生産者。エチオピアの生産者は豆1キロあたり1ブル(約12円)しかもらってないそう。キロ10ブル(120円)になるだけで、食事をとり、子供達を学校に通わせる事ができると言います。必要最低限の生活すらできていない現状です。
1キロの豆で80杯のコーヒーが作れるそうです。コーヒー一杯300円としても、商社を含むコーヒーの中間業者、焙煎業者がいかにぼろ儲けしているかが分かります。(参考:Oxfam スタバへの提言
少しでも現金収入を増やすために、コーヒーの代わりにもっとお金になる麻薬の栽培を始める人もいます。

映画ではコーヒーのみでしたが、チョコ(カカオ)にしてもバナナにしても不当な安値のせいで、貧困にあえいでいる国の裏側には児童労働があります。貧困=低賃金、又は無償で働く子供を使う という構図が悲しいかなあるのです。また石さんのレポートにありましたが、アフリカでは今も奴隷として子供が売買されているそう。遠い国のコーヒーやカカオ農園に売られて働かされたり、売春させられたり、子供兵士として働いたり…

私も消費者や一般市民として、
・フェアトレード商品を買い推進する
・現状を知り、政府や国際機関に働きかけをする
・活動NGOを支援する
などできることから始めたいと思います。
アインシュタインが言った「無関心は罪である」という最後の石さんからのメッセージが心に染みました。


二つ目。

表参道から移動してアップル銀座店で行われたキャンドルナイトのイベントに行ってきました。
辻先生がいらっしゃるということでお話を聞いてみたかったのと、Bobinというネパールのアーティストの音楽にも興味があり行って見たところ、これまた素晴らしいイベントでした。
アコースティックな音と詩に
Bobinの魂みたいなのを感じました。声はEelsを彷彿とさせるような男っぽいステキな声でした。とにかくすっと心に入ってくるような音楽。

日本や他の先進国は石油や石炭など資源を使いまくり、流行を追い求め市場に溢れる物を買う。それが豊かであること、と思っている風潮があります。

Bobinさんは「ビスターレ!ビスターレ!」 (ネパール語でゆっくり!ゆっくり!)という言葉を流行らせたいそう。去年ネパールの山登りで私たちも連呼してましたが、行き急がなくても、物を買い求めたり電力を消費しなくても豊かで穏やかに生きることができるよ、って事でしょう。

私も普段、電気をつけるし、TVも見る、旅行に行くときは、飛行機を使いCO2を出しまくっている。その生活全部が否定されるわけじゃないし、必要なときもある。だけどなるべくムダをやめてスローライフをもう一度考えなおそ。

ということで、夏至にはちょっと早いけど、今日から早速ミニキャンドルナイトを自宅で始めました。ろうそくのやさしい光の中で食事したら癒されますよ~。

Bobin HP
http://bobinblog.seesaa.net/

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2007-05-22

オックスファム・トレイルウォーカー終了!

5月18日(金)~20(日)にかけて、行われた小田原~山中湖100Kmを48時間以内で歩くというトレイルウォーカーが無事終了しました。

私はさすがに100キロは無理かな…(?)ということでボランティア参加、チェックインから水補給まで雑用一般をお手伝いしました。

ファンドレイジングが第一目的だけど、チームワークもとっても大切なこの競技。チームは4人1組で、4人が同じ速度で歩かなくてはなりません。 山の険しいでこぼこ道100キロ完歩するだけでも大変で、自分のことで精一杯のはずなのに、他人を思いやる姿やその勇姿を見ているだけで感動、感動でした。(中には仲間割れもあったけど…)

そんな極限状態にも関わらず、他人への思いやりはチームメイトだけでなく、ボランティアへの感謝までしていただき、頭の下がる思いでした。 参加チームやそのサポートチームの人、それから地元のボランティアの皆さん、学生さん、OxfamボラOBとの会話も楽しかったな。あとCP(チェックポイント)7&8の小山町の役場の皆さん、町の皆さんにはCP8の発電機やらテントやら足りなかったものを何から何まで準備していただき…感謝の言葉もありません。今度お礼参りしないと。

1位は予想通り、Hong Kongから参加したコスモボーイズ♪CP2で見たときの見事なフォーメーション、忘れません。きっと風の抵抗を予測して4人交代で前後で走っていたに違いない。 CP8でも見たんですが、そのときはもう1位を確信していたのでしょう、我々のカメラフラッシュにもポーズをとってくれる余裕ぶり。その数時間後、私たちが休憩で一回CP7に降りたとき、彼ら、既にゴールから戻ってきてて、そこで話したんだけど、15時間15分で完走したそうです。途中一回道に迷い1時間ほどロスしたそうですが、それがなきゃもっと早かったはず。でもこの日本のトレイルコースをかなり気にいられ絶賛されていました。香港のコースよりいいんだって。

嵐、雨、寒さ、眠気にも負けずゴールに向かい2日も徹夜して歩いている方もいて、こちらも元気をいただきました!後援のState Streetや国際協力に協力的な外資系企業を始め、決して安くない参加費を個人でファンドを貯めて参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。


雨は土曜の午前中にはあがり、ほとんどのチームがゴールに向かっている頃には富士山もきれいに見えて、山中湖では逆さ富士も見えたそう。美しい富士山の姿がきっと皆さんの疲れを癒した事でしょう。



ファンドがいくら集まったか、あと表彰などはまた発表があると思います。楽しみ。ってか8月の表彰式にはコスモボーイズまた来日するかしら。我々も来年は歩きたいね(!)という気持ちで、今日から、いや明日から(?)準備に励みたいと思います。 日本でも来年以降も継続しますよう!http://www.trailwalker.jp/

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2007-02-27

プレゼントに困ったときには…

先日バレンタインのチョコの話を書いたのでついでにバレンタインだけでなく、お誕生日やクリスマスなど全てのイベントにおすすめのプレゼントの紹介をします。

日本じゃまだ目新しく、分かりにくいかもしれないけど、例えば誰かのためにネットでチャリティー団体に募金、チャリティ団体が途上国の人々に用意している商品を買うというもの。(説明が難しい!)

えっと例えば、OxfamのUnwrapped。イギリスでは以前からあったけど日本でもようやく去年始まりました。
http://www.oxfam.jp/unwrapped/

例えば友達へのお誕生日プレゼントに困ったとき…オックスファムの用意するプレゼントを選びます。

商品例:
ウールの毛布 2,300円
学用品 3,000

山羊 4,000
妊婦さんへのヘルスケア 9,500
農業訓練 2,300

例えばウールの毛布を選んだとしましょう。
お買い物方法は通常のネットショッピングと同じ。商品を選び、送り先の名前や住所を入れます。私は2300円をカードで支払う手続きを取ります。実際のプレゼント(ウールの毛布)は、お誕生日の友達ちゃんに届くのではなく、今それを一番必要としている人達の元にOxfamから送られます。で、友達ちゃんにはカードが届くわけです。

イギリスのOxfamだともっと商品レンジがすごくて、しかも送る日の指定、カードの柄なんかも選べます。更にはメッセージも自分で書き込めます。
http://www.oxfamunwrapped.com/

カードのデフォルトのメッセージはこんな感じ
This gift has been bought and sent to you by a friend. It will help people overseas to overcome poverty. If you would like to help more people improve their lives, please come shopping at www.oxfamunwrapped.com

これと似た感じでギフトカードの贈り物もあります。
去年のクリスマス、
うちの会社からのプレゼントはギフトカード$100でした。$100は実際の金額ではなく、これをDonate(募金)しましょう、というもの。強制ではないのでするかしないかは本人次第です。
$100を募金すれば、会社は$100を私の替わりにNGO団体へ寄付してくれます。通常自分が募金するときはクレカとかで支払うんだけど
ギフトカードにはコードが書かれているので、クレジットカード情報の代わりにコード番号を入れます。
ギフトカードは有効期限があり、期限内に手続きを取らなければ、カードの有効性が切れてしまいます。

今回会社が使ったプログラム(
Globalgiving)では募金先はいくつかあり、教育プログラムや貧困、衛生など支援したいところを選べました。私は津波の被害の大きかったインドネシアの人々の支援のために使ってみました。

Tax対策にもなり会社にもメリット、Donateした人は満足感が得られるという意味でいい企画なんじゃないでしょうか。

セーブザチルドレンも同じようなDonationのフォームがあります。

Save the chrildren
I'd like to make this donation in honor of:


Globalgiving

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2007-02-24

フェアトレードコーヒー

先日のフェアトレードチョコに続きナマケモノのMLでお知らせのあった『LOHASな夕べ~おいしいコーヒー楽しんで、ホッと一息くつろいで』というイベントに参加してきました。

ブラジルとエクアドルの有機栽培のコーヒーの試飲をしながら、フェアトレードや環境について考えるよい機会となりました。


スタバの日記書いたとき、フェアトレード買います宣言したのにほとんど実行できてなかった
(><)反省。

大手コーヒーチェーンの通常の貿易ルートだと生産者の利益は多くて10%。コーヒーの価格は市場や環境に大きく影響を受け、生産者は不当な貿易制度により苦しめられている現実があります。
http://trumpeter-in-1054.blogspot.com/2006/10/blog-post_30.html

が、フェアトレード商品だと、少なくとも最低限の保証があります。児童労働もなくなるだろうし、農薬を使わず環境にやさしい、しかも美味しいコーヒーができるなんてまさに一石三鳥!

環境といえば職場では自動販売機が無料でコーヒー、紅茶、ジュース類が自由に飲めるのをいいことに、いけないと思いながらもついつい自動販売機を押す毎日。紙コップで出てくるもんだからマイタンブラーの意味のない毎日でした。あーまたまた反省!

会社に紙コップ、缶、ペットボトルはなくしましょうって提案してみよう。ブラジルのカルロスさんのインスタントコーヒーは会社に置いて、マイタンブラーも復活しよう。 味はね、ブラジルのコーヒーがさっぱりめ、エクアドルのほうが酷があり濃いコーヒーの好きな私はエクアドルを購入してみました。

で、今日は早速コーヒーを家でたててみました。ホットケーキなんぞを作って一緒に食してみました。

エスプレッソメーカーで作るとうーん、どうかな、って忠告されたにもかかわらず、フィルターがなかったから、メーカーで作りました。案の定、粉が少し混ざったけど、でも上出来上出来。我ながらよい出来でございました (^▽^)

まさに部屋中アロマの香りがほわわーん。このあと、カフェラテまで作り本当にまったり土曜日を過ごしました。
やっぱエスプレッソメーカー用は荒挽きじゃないとダメなのかな。

ホーローケトルは持ってるから今度はコーヒーミルとペーパードリップが欲しくなりました。



フェアトレードコーヒー
スロー http://www.slowslowslow.com/index2.html
People Tree http://www.peopletree.co.jp/
無印 http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076786689
イオン http://www.aeon.jp/shopping/recommend/food/f_coffee.html 
などなど!








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2007-01-28

『LOHAS な夕べ~LOVE!CHOCOLATE!』

昨日ナマケモノ倶楽部からのお知らせで知ったイベント、ロハスな夕べ(@丸の内さえずり館)に行ってきました。
スローウォーターカフェの方が来てエクアドルのフェアトレードオーガニックチョコレートの農園の様子やチョコレート工場の様子を伝えてくれました。
さえずり館の空間の雰囲気もあってか、会はとても和やか。フェアトレードとか貿易制度の歪みとか学術的な話はあまりなく、有機栽培に拘ったチョコレートとそのプロジェクトに関わっている現地農民や工場スタッフ、それから日本スタッフ人達のお話がメインでした。(遅れていったから聞き逃した事があったかもしれないけど)

そして最後のお楽しみはホットチョコレートの試飲♪
プレゼンの時から香ばしくて甘いよい香りを漂わせていたのだけど、飲んでみたらあれ?少しピリッとスパイシー。それもそのはず、恋の媚薬(?)と言われるトウガラシ、ジンジャー、ペッパーなども入っていたのです。一般のチョコレートよりカカオの含有量が多い上、農薬バリバリの大量生産とは違って無農薬オーガニックチョコレートということもあり、カカオの香りがよくてしかも甘すぎずしつこすぎず。それでいてスパイスが効いてる。会社帰りということもあっておなかもすいてたし刺激的で美味しかったぁ。

フェアトレードの視点から物を考えると、普段何気なく手にしたり口にしたりしていたものが生産国を圧迫している…と思うと複雑な気持ちになります。
チョコレートにコーヒー、バナナ、小麦粉やジーンズやTシャツまで、私たちが払う金額のほんの数%しか生産者には渡っておらず、結局は仲介業者や巨大グローバル企業がほとんどの利ざやを受け取っているという現実。。。消費者としてできることといえば不公正取引の商品を買わないことかもしれない、だけどこういった公正取引のものなら生産者にもきちんと見返りがあるはずです。
最近よく耳にするCSRはCoporate Social Responsibility(企業の社会的責任)と言われるけど、Consumer Social Responsiblity(消費者側の責任)とも言われるそうです。本来消費者として販売元の企業のCSRを見て、社会貢献度の低い会社は選ばないくらいの心構えが必要なんでしょうね。

町はそろそろバレンタインシーズン。女性が男性にチョコレートをバレンタインにあげるというのも変な話ですが(私はヨーロッパ式で男性が花束を渡すとか、匿名でカードを送るほうがよっぽどロマンチックで素敵と思っている!!)せっかくのイベントならクリーン(公正貿易)な企業のクリーン(無農薬)なチョコを選んでみるのもよいかも。私もプレゼント&自分用にチョコ2種類(ビターとピーナツ入り)、それからトウガラシ入りの媚薬チョコを買ってみました~。
スローウォーターカフェのチョコは有楽町阪急デパート【ヴァレンタインフェア 2月1日より14日】でも販売されるそうですよ。
スローウォーターカフェ
http://www.slowwatercafe.com/




その他オーガニック/フェアトレードチョコが買えるとこ:

People Tree(自由が丘・表参道/通販他)
http://www.peopletree.co.jp/

ナチュラルマート(広尾)
http://www.naturalmart.jp/

明治屋(Meidi-ya)(広尾他)
http://www.meidi-ya-store.com/

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2006-10-30

スターバックスに物申す(?)

先週OxfamのMake Trade Fairからエチオピアのコーヒー豆についてスターバックスに商標登録を受け入れるメールを送ろう!というメールが来ました。

内容としては、こうです。
-----------------------------------
エチオピアなど現地コーヒー生産者は、大手コーヒーチェーンが売るコーヒー1杯につきたった3セントしか稼ぎがありません。しかしスターバックスのようなコーヒーチェーンは莫大な利益をあげています。(今年はネットレベニューで58億ドル)

エチオピア政府は、生産者の手にする利益を少しでも改善するために、スターバックスにコーヒー豆(idamo, Yirgacheffe, and Harar)の商標を認めるように申請しているが、スターバックスはこの申請を受け入れていない。(以下略)
-----------------------------------
エチオピアが商標を得る事で、コーヒー生産者は業者と価格の交渉をしやすくなり、不当な利益シェアを改善する事ができると言います。

Oxfamでコーヒーチェーンゲームと言うゲームがあります。その中で、コーヒー一瓶の最終価格から受け取る利益の割合がでてきます。(フェアトレードではない通常の取引の場合のシェア)
コーヒービジネスの場合、生産者(農民)が手にする事ができるのは総利益の中でよくて10%。輸入業者が10%、輸送会社及び焙煎業者が55%、小売り業者が25%。
(図 New Internationalist332号よりhttp://www.newint.org/issue322/facts.htm

生産者は本来10%のシェアでは食べていけません。生産者と言っても雇用主1人の問題ではなく、雇用者の数からするとこの10%の利益をみんなでシェアするには到底足りない額です。
Oxfam他のNGOが言うには、エチオピアがこのコーヒー豆の商標権を得る事ができたら、生産者がコーヒーの価格を正当に交渉でき、多くのコーヒー生産従事者と家族を貧困から救え、子供達が学校に通ったり、医療設備も整える事ができると言います。エチオピアは一日1ドル以下で生活する人が人口の75%、その多くがコーヒー農業に携わっています。

私はコーヒー中毒といってもいいほどコーヒー好き。その中でもスタバは大好き。美味しいし、店員さんの対応もいいし、大好きなJazzが流れていてとっても心地いい空間。イギリスにいた頃は、週末の朝、ソファーに座って新聞や雑誌を何時間も読んでいたものでした。そんなスタバでもフェアトレードコーヒーを扱う事になり益々ファンになっていた今日この頃。でもスタバのフェアトレードコーヒーって実は全部が全部じゃなくて、店頭で飲むものは、フェアトレードコーヒーが欲しいと注文しないと出てこないんだよね。ってことはいつも飲んでいるコーヒー、実はコーヒーを飲む事によって逆に生産者を苦しめているのかな。。。

この一件(スタバ)に限らず、それからコーヒーに限らず、そして輸入取引に関わらずだけど、いつも弱者は生産者です。
うーん、不当な取引を何とかしたい!と思ってるけど私たちにできることって一体何だろう。やはり消費者としては、少しでも生産者を救済できるならフェアトレード商品を買う、逆に公正取引をしていない業者なら不買運動をする、くらいしか思いつきません。今までスーパーでも安ければいいと思ってたけど、これからは注意してみよう。

Oxfamのような呼びかけなら多くの人の署名により大企業をも動かす事ができるかも知れません。

ということで私も早速署名してメールを送りました。

今回のこのエチオピアコーヒー豆の一件、スターバックスの言い分はまた違うみたいだし、個人個人それぞれ思うところも違うと思いますが、Oxfamの活動に賛同される人は是非こちらから署名を送ってみてください。

http://act.oxfamamerica.org/campaign/starbucks_mtf

ちなみに私がよく行くフェアトレードのお店(People Tree)が
ちょうどフェアトレードキャンペーンをやっています。
http://www.peopletree.co.jp/


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2006-08-23

"ハチドリ"の物語

わ!今NHKニュースで
『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』が紹介されてます!

ハチドリがコツコツしずくを運んでいる。一人一人ができることを少しずつやろう、という話。

ナマケモノ倶楽部の世話人で明学の教授 辻信一先生が監修された本です。

ナマケモノ倶楽部 http://www.sloth.gr.jp/

ハチドリブックレット「私にできること~地球の冷やしかた」


アンニャさん作曲のハチドリの歌

http://www.sloth.gr.jp/goods/CD_hachidoriCD.htm
以前、アンニャさんが来日された際にみんなで合唱しました。

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2006-08-08

全研

週末、全研、開発教育の全国大会に参加してきました。今関わっている開発教育の勉強にもなったし、同じ志を持った人々と出会う事ができ良かったと思います。さすが全国大会、日本全国から教員、NGO関係者など熱心な方々がたくさんいらっしゃいました。教育環境が悪くなったとか色々たたかれているけど、まだまだ全国には素晴らしい教職員の方々もいらっしゃいます。

昨日は小豆島のESDのワークショップに参加。今回のワークショップで初めてESDという言葉を知りました。ここの取り組みはすごいなと感心しました。ESD=
Education for Sustainable Development=持続可能な地域開発のための教育という難しいネーミングですが、要はその地域を盛り上げる活動です。中心になってやられている方々はやはり小豆島に愛着と誇りをもってやられています。

私はプロフィールに紹介している通り、残念ながら今まで一つの地域に長くいたことがありません。特に大学以降の拠点は目まぐるしく変わり、社会人となり責任を持つべき年齢になってからも地域のための活動というのは(多分すぐ引っ越すし)というのを口実にあまり参加してきませんでした。転勤の多い日本の社会だと私のような人も少なくないのでは。
でも私も今暮らしている町の住人。特に今この町のことは大好きだし、もっと盛り上げていきたいと思っているし、コミュニティの中のたてのつながり(お年よりと子供の関係とか)、それからコミュニティの中だけではなく、区や都として、それから日本、強いては地球規模の環境の問題などにも取り組んで行かなければならないと思います。あらいけない、ついついまじめ口調。

小豆島はその点すごくて、特に代表者の人柄が素晴らしく、まじめ一辺倒ではなく、遊び心を持ちながら、盛り上げながら地域を活性化しようという試みが色々あり、その行動力に感服しました。

ワークの中に、今住んでいる町のいいところを7つあげましょう、というのがありました。あと、反対に悪いところを3つも。
こういう風に思い起こしてみて、改めて町のことを考えたり、今まで住んできた町のことも思い起こしたりする時間がとても大切だな~、と感じた1日でした。

参加者は、学生から退職された年代まで様々。小中学校の教員、大学教授、NGO、NPOの職員、ボランティア、学生まで職業も様々。
ワークの進め方や教材の内容はもちろんだけど
、この会で一番学んだのは気持ちの持ち方。
とにかくみんな考え方がポジティブ。

「2日間疲れたな」じゃなくて、「2日間長かったけど、同じこころざしを持った人々と意見の交換もでき勉強にもなって良かったな」。

意見が割れて批判、批評を浴びても「ああ、この人たちは私と考え方が違う、いやだな」じゃなくて、「世の中には色々な意見があるなあ。批判されるということは注目されているということ。これを糧に次も頑張ろう」というように。

2日間という長丁場で疲れたけど、疲れ以上に勇気というか元気をもらえた感じ。

http://www.dear.or.jp/

http://homepage3.nifty.com/maekka/

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2006-06-14

児童労働反対世界デー 6月12日

「児童労働はこの世に残された最後の奴隷制度」

6月12日は国際労働機関(ILO)が定めた児童労働反対世界デーでした。
週末、UNハウスで行われたイベント「なくそう!世界の児童労働」キャンペーンに参加してきました。

ゲストスピーカーのカイラシュ・サティヤルティさんはインドの児童労働反対の活動家。25年間で67,000人を超える子供達を救出してきました。カイラシュさんと、児童労働経験者の12才のスマン君がスピーチをした後、NHKで以前放映されたという『Stolen Childhoods』という映画を見ました。映画の中では、インドやインドネシアやケニア、アメリカの移民の児童労働問題など様々取り上げられていました。

私達はたまたま豊かな国に生まれ不自由ない暮らしをさせてもらっていますが、たまたま生まれた環境が故、児童労働をしている子供達が世の中には未だ2億1800万人もいます。
この4年間で2800万人の子供が児童労働から解き放たれた。南米・カリブ地域では児童労働は減っているがサハラ以南では逆に増え、アジアではあまり変化無し。娯楽のゴルフで使われるお金が年間400億ドル。年間80億ドルあれば全ての子供が教育が受けられるというレポートもありました。

今関わっているボランティアでMDGs(ミレニアム開発目標)の教材を作っています。MDGsは国連サミットで全ての加盟国首脳によって決められた2015年までに達成する目標。そのMDGsの一つに「全ての子供に初等教育を受けさせる」というのがあります。全ての子供が教育を受けられるようになるためには、この児童労働の問題は絶対なくならなければならない問題です。

会場からも質問がありましたが「今、私達が何ができるか」ですが、政治家やILO、国連やユニセフ、それからNGOなどにメールなどを送り活動に賛同しているという意思表示をすること、それからやはりフェアトレードの話も出ました。Consumer(消費者)の力が最も強い力となるから、児童労働で作られた商品を買わないことはもとより、公正な取引による商品であるフェアトレード商品を買いましょうというような動きです。
映画上映の後、青山から表参道、渋谷に向けてキャンペーンウォークを行いました。カイラシュさんをはじめみんなで叫んだ「みんな一緒だ、みんな一緒だ」、「なくそう児童労働」、「世界の子供に教育を」が心に響きます。


http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/ipec/index.htm
http://acejapan.org/

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2006-05-21

WFT 10キロウォーキングイベント

横浜で行われたウォーキングイベントに参加してきました。

9時に集合で、関係者とゲストの舞の海さんの挨拶の後、準備体操をして10時にさあ出発!
最初は5キロコースにしようと言っていたんだけど、コースマップを見たら10キロの方がよいので10キロに急遽変更して歩きました。今日は久々に快晴!しかも湿度も少なくて本当に快適な一日。
横浜は中華街や山下公園とか行ったことはあったけど、ちょこっとかじる程度。今日は横浜の名所は大体歩いた感じ。

日本丸パーク(ランドマーク脇)出発→みなとみらいホール→赤レンガパーク→山下公演→港の見える丘公園→外国人墓地→イタリア山庭園→横浜スタジアム→馬車道→汽車道→日本丸パーク というコース。
丘の上の公園で休憩したり、ローズパークで寄り道したりかなりゆーっくり歩いたんだけど、約2時間40分で完歩!

先日ジムでいためた左膝がまだ少し痛かったけど、お天気もよくて青い海、青い空を見ながらのんびりお散歩コース、楽しかったです。すっかり日に焼けてしまいましたが!

117カ国400箇所で同日行われた国連WFTのウォーク・ザ・ワールド。世界の飢餓をなくそうというチャリティイベントでした。

世界人口65億人のうち、8億7,000万人以上、つまり8人に1人は飢餓で苦しんでいると言われています。そして、そのうち3億人は子供だと言われています。

今日のイベント参加費は1500円、そのうち約500円がチャリティに寄付されるそうです。





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2006-02-17

ウガンダ料理とウガンダの現状

すっかり遅くなりましたけど、2月5日にウガンダ料理の料理教室に行ってきました。ちょっと長いけど、前半はウガンダ料理のご紹介、後半はウガンダの現状と貧困についてを書きます。

去年もお料理教室に参加したけど、去年はヤギのお料理でした。

今回は、牛肉のシチューとカッサバ(ポテト)フライ。

メイン料理:カトゴニャマ(Katogo Nyama)牛肉と野菜バナナのシチュー
材料(6人分)
牛バラ・・・・・・・・・500g
マトケ(野菜バナナ)・・4~5本
たまねぎ・・・・・・・・3/4個
完熟トマト・・・・・・・1個(ホールトマトでも多分OK)
サラダ油・・・・・・・・適宜
カレー粉・・・・・・・・適宜
塩・・・・・・・・・・・適宜
ブイヨン・・・・・・・・適宜

① 牛バラ肉は一口大に切る
② マトケ(バナナ)の皮を向き適当な大きさに切る。バナナは青くて硬いので包丁で少し切れ目を入れたほうがよい。バナナの灰汁がすごいのでサラダ油を手につけて後で洗いやすくしておく。
③ 鍋で①をいためる
④ 火が通ったらカレー粉を加え更にいためる
⑤ 水をヒタヒタに入れ、②も加え煮込む。ブイヨンを加える。
⑥ 野菜に火が通ったら、塩で味を整え出来上がり!!

サイドメニュー:カッサバフライ(Cassava Fries)カッサバという名前の芋のフライ、つまりポテトフライですね。

材料(6人分)
カッサバ芋(冷凍)・・・・600g
サラダ油・・・・・・・・・適宜
にんにく・・・・・・・・・3かけ
塩/カレー粉・・・・・・・・適宜

① カッサバを解凍し、出てきた水は捨てておく。10センチくらいの長さに切る。
② 全体に塩をふりかけ少し置く。半分にカレー粉とみじん切りにしたにんにくをまぶす。うちのチームはにんにくをすり潰して全体に擦り付けました。そしたら味が染み込んでとっても美味でした!
③ サラダ油を熱し、フライにする。
④ バットに取り油を切って出来上がり!!
うちのチームは途中から参加したえでぃさんのやり方に則り、てんぷら風に小麦粉の水溶きをまぶして揚げてみました。すあげもカリカリしておいしかったし、てんぷら風もとっても美味しかった♪

今回のウガンダ料理は、ビーフシチューのようなイメージで、日本人にもとてもよく合うお味でした。カッサバは一度食べたことがありましたが、料理に使うバナナは初めてだったのでどきどきしながら食べましたが、これがまた美味!バナナの香りが少しするけど、どっちかって言うとお芋さんみたいだった。

意外と南米の人も食べるらしく、南米の食品を扱っているお店とか、外国人のよく行くスーパーなどで材料は買えるみたいですよ。

そもそもこのイベントは、Sayちゃんが所属するボランティア団体ハンガーフリーワールドさんが主催したもので、ウガンダ料理を食べながらウガンダのことを学びましょうというもの。お料理を食べる前に、富の分配をゲーム形式でやりました。これはうちのボランティアでもコーヒーゲームなどといった形で紹介していますが、『世界がもし100人の村だったら』のようなイメージといえば分かりやすいかもしれません。私達日本人のように当たり前に食事が目の前にあって、当たり前に食べ残して、、、という生活ができる人達は世界でもごくわずか、残りの大半の人は一杯のかけそばじゃないけど、何人もが一皿の料理、それも栄養価も低いものを分けて生活しているんです。

ほっとけないが提唱している飢餓と貧困撲滅キャンペーンは、2005年の時点で、以下のような統計を出しています。
・ 1日1ドル以下の生活:12億人
・満足な食事にありつけない人:8億人(「とてつもない貧困」)
・極度の貧困により命を落とす子ども:3万人/日(従って、3秒間に1人が死んでいく)
つまり、1ドル以下で生活している人は日本の人口の10倍もいるんです。世界人口が64億人としても、5人に1人が貧困層。

食事の後、ウガンダの現状を少し勉強しました。ウガンダでは、首都カンパラから少し離れた郊外では電気も水道も通っていない地域が多いそう。水道のない地域は、水汲みは子供達の仕事。毎日重い水タンクを何キロも運びます。実際に10キロのタンクを頭に上げてみましたが、私の力では到底持ち上がらない。これが小さな子供の仕事だなんて…
井戸のない地域は、水溜りなどから水を汲むため、細菌が入り、病気になることも多いそう。
ハンガーフリーワールドでは、井戸掘り活動を行っているそうです。すばらしい活動だと思います。同じアフリカ、ギニアで井戸をほった坂本さんの活動に通じるものがありますね。

世界の現実を知る改めてよい機会となりました。次は、私が今携わっているMDGs(ミレニアム開発目標)について書きたいと思います。

ハンガーフリーワールドでは3月もお料理教室を行うそうです。

関連HP
ハンガーフリーワールド:
http://www.hungerfree.net/

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