Life in Tokyo: 児童労働反対世界デー 6月12日 Life in Tokyo

Life in Tokyo

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2006-06-14

児童労働反対世界デー 6月12日

「児童労働はこの世に残された最後の奴隷制度」

6月12日は国際労働機関(ILO)が定めた児童労働反対世界デーでした。
週末、UNハウスで行われたイベント「なくそう!世界の児童労働」キャンペーンに参加してきました。

ゲストスピーカーのカイラシュ・サティヤルティさんはインドの児童労働反対の活動家。25年間で67,000人を超える子供達を救出してきました。カイラシュさんと、児童労働経験者の12才のスマン君がスピーチをした後、NHKで以前放映されたという『Stolen Childhoods』という映画を見ました。映画の中では、インドやインドネシアやケニア、アメリカの移民の児童労働問題など様々取り上げられていました。

私達はたまたま豊かな国に生まれ不自由ない暮らしをさせてもらっていますが、たまたま生まれた環境が故、児童労働をしている子供達が世の中には未だ2億1800万人もいます。
この4年間で2800万人の子供が児童労働から解き放たれた。南米・カリブ地域では児童労働は減っているがサハラ以南では逆に増え、アジアではあまり変化無し。娯楽のゴルフで使われるお金が年間400億ドル。年間80億ドルあれば全ての子供が教育が受けられるというレポートもありました。

今関わっているボランティアでMDGs(ミレニアム開発目標)の教材を作っています。MDGsは国連サミットで全ての加盟国首脳によって決められた2015年までに達成する目標。そのMDGsの一つに「全ての子供に初等教育を受けさせる」というのがあります。全ての子供が教育を受けられるようになるためには、この児童労働の問題は絶対なくならなければならない問題です。

会場からも質問がありましたが「今、私達が何ができるか」ですが、政治家やILO、国連やユニセフ、それからNGOなどにメールなどを送り活動に賛同しているという意思表示をすること、それからやはりフェアトレードの話も出ました。Consumer(消費者)の力が最も強い力となるから、児童労働で作られた商品を買わないことはもとより、公正な取引による商品であるフェアトレード商品を買いましょうというような動きです。
映画上映の後、青山から表参道、渋谷に向けてキャンペーンウォークを行いました。カイラシュさんをはじめみんなで叫んだ「みんな一緒だ、みんな一緒だ」、「なくそう児童労働」、「世界の子供に教育を」が心に響きます。


http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/ipec/index.htm
http://acejapan.org/

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