Life in Tokyo: ネパール Life in Tokyo

Life in Tokyo

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2006-10-16

ネパール

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ただいま!昨夜ネパールから帰ってきました。
たった1週間だったけどとても長い1週間だったな。
山は偉大でまたまた世界観が変わりました。
空気は最高で食事も美味しく、新しい出会いや発見もあり、次の仕事の前にオフを取ってよかったと思います。

ネパールはまた訪れたいと思う国でした。今回は、乾期と聞いていたけど雨もあり、写真やポストカードで見るような山々はあまり出てきてくれなかったけ ど、たまに見えるとありがたみが増し、更なる感動となりました。一つ目の写真はたまたま早朝に出てきてくれた山。二つ目はポカラからカトマンドゥまでの国内線の飛行機の中か ら。

山を見るために4日で100キロのトレッキング。最高地点は3200m。朝早くから7~10時間くらい歩きました。この経験がきっとこれからの人生に役立つと思います。精神的に少し強くなれたかな。これからの人生ちょっとやそっとじゃ凹まない(と思う!)
とは言っても重い荷物はポーターさんが持ってくれるし、ガイドさんが何から何までアレンジしてくれたのでこんなのは序の口でしょう。なんてったって同じコースを84歳のフランス人のおばあさんがすたすた歩いていました。急傾斜で滑りやすい道も元気に歩いていました。私ももっと頑張らないと!今度はもっと訓練して次はもっと上に登りたいな!

今回の旅行は全体的に大成功!持っていったものはほとんど役に立ったんだけど、失敗もちらほら。今度行くときのために(あとこれからネパールへ行く人のために)持っていけばよかった物、気づいた事を書いておきます。

☆持っていってよかったもの
・カッパ 乾期だからいらないだろうと思いつつ持っていったらこれが時に大活躍。とおり雨が多かったけど、一日だけひどい雨にあいました。山の天気は侮れません。
・登山靴 初心者コースと聞いていたし、普通のスニーカーでいいかな~と思っていたんだけどこれも持っていって正解。雨の日だけでなく、道が悪くどろ水の中に浸かる事もあったので、ゴアテックの靴でないときっと濡れていたでしょう。ポーターさんの中にはぞうり、地元民は裸足、登山者の中にはスニーカーの人もいたけど私は登山靴がないと無理だっただろうな。
・ヘッドライト 懐中電灯も持っていったけど両手が自由に使えるヘッドライトはあって助かった。(特にトイレに行くとき!)
・トイレットペーパーは、やはり必須。
・リュック(胸と腰のところで固定できるタイプ) 暑いときは固定を外して歩いたけど、あると無いでは疲れ方が全然違ったと思います。サイズは20リットルを持っていったけど、ポーターさんがつくならそれで十分のサイズ。
・軍手 滑って転んだときも軍手のおかげで怪我しなかったし助かりました。柄つきの軍手だったので珍しかったのか、お土産を売っていたおじいさんに欲しいと言われ、最後は物々交換でネックレスになりました♪もう少し寒い時期には防寒にもなるし、持っていってよかったな。

★失敗
・デジカメは電池式がよい。 山は電気が通ってないと聞きデジカメのチャージャーをカトマンドゥのホテルに置いてった。そしたら途中でバッテリーがローになり撮りたい時に役に立たず。一緒に行ったHさんとIさんは電池式のデジカメを持っていました。さっすが!電気が通っているロッジもあったのでとにかくチャージャーは持っていくべきだったな。次からはバッテリーの予備を持っていくか新しい電池式を買うべきか。次の旅行まで悩もう…
・Tシャツ。寒さ対策のために暖かい服を割と持って行ったのに、10月でもポカラもカトマンドゥも割と温かかった。洗濯も出来たし問題は無かったけど、トレッキング中は汗をたくさんかくし、途中の村々でお土産を売りに来る人たちは物々交換をしたがり、Tシャツはとても人気だったから数枚あってもよかったかも。結局ポカラでお土産がてらTシャツ買いましたけどね!
・お金 これは出国前の円の話。実は羽田到着まで持ち合わせは4,000円。羽田で下ろせるからいいや、と高をくくっていたらこれが甘かった。日曜の早朝だったので空港内のATMはどこも閉まっていたのです(以前は新生銀行が使えたはずなのに…)結局関空で何とか下ろせたけど前日からお金は用意しておくべきだった… ちなみにネパールルピーへの両替は
空港は割が悪いということでポカラに着いてからやりました。と言っても、お土産やさんはガイドブックに書いてあった通りドルが人気で円も使えたのでルピーへの両替は食費や必要品を買う金額で十分。500ルピーなど大きなお金はお釣りが無いと嫌がられるので両替時になるべく細かくしてもらうのがベストです。次からは1ドル紙幣などなるべく細かいお金を持っていくのが賢いかも。

☆あると便利
・ガイドブック ポーターさんの荷物が重くなるから悪いと思いこれまたカトマンドゥに置いてったんだけど、持っていくべきだったなぁ!
・トランプとか遊び道具 今回はトレッキングの時間が長くて夜は疲れて早めに就寝したけど、もっとゆったりしたトレッキングならガイドさんやポーターさんとも一緒に遊べたと思う。ロッジであったオランダ人のおばあさん二人組みはスクラブルを持ってきてました。なるほどー。
・ペンとか靴下などの予備 これらも物々交換で人気があるらしく、予備を持っている人は土産物と交換していました。

★気になった事
山や自然の美しい風景で身も心も癒され本当に楽しかったんだけど気になったのはネパールの貧しい人たち。カトマンドゥには物乞いはたくさんいたし、何とかしてあげたかったけど、どうにもできませんでした。ただ山のどんなへんぴな所にも学校があり、
学校の前を通ると元気な子供の歌声が聞こえてきて心が少し和んだな。山の途中で、道が険しく学校に行きたくないんだけど、行かなければ先生に打たれるから行かなきゃ、でも行きたくないよ~とごねている兄弟に出会いました。ネパールの学校は日曜以外は授業があるみたいだから週休一日で片道1時間以上も毎日毎日山道を歩くのはそりゃ大変だよね。

私たちが滞在中マオイストと政府(国王側)との接触、交渉もあり、少しずつ情勢はよくなってきているよう。平和になれば、もっと人々の暮らしにも余裕が出てくると思うし、平和な国になって欲しいな。
あとはゴミ。平和になれば観光客が増えもっとゴミが増えるだろうし、あとは地元の人にもポイ捨てが悪いという感覚が無いみたいだから、そういう教育も必要だろうな。

☆驚いた事
・お牛様とお牛様の落し物
ヒンドゥーの国だから当たり前なんだけど本当に普通に道を歩いていて最初はショック、2時間後くらいから慣れましたけど。後は山の中の水牛、ロバ、馬などあらゆる動物の落し物。ネパール語ではゴバルと言うそう。山道はトレッカー、地元民だけでなく、牛、水牛、ロバ、馬、羊、ヤギ、ヒルまでいてあらゆる動物が通る道。下を見て歩かないとゴバルだらけで踏んでしまったらその日一日ブルーだったはず。そのスペシャルスポットで物を落としたり転ばなくて本当に良かったなあ。

・サボりサドゥー
ヒンドゥーの寺院パシュパティナートにはたくさんサドゥーがいたけどみんなお茶を飲んだり談笑しててやる気なし!しかも写真を撮るならパイサというルピーの下の単位のお金でよいとガイドブックに書いてあるのに、10ドル渡せと言ってくる。修行してないのになに~!

・ロイヤル・ネパール航空の中では未だに喫煙ができる(?)
禁煙のはずなのにぷかぷかタバコを吸っているネパリを行きも帰りも発見。キャビンクルーも素通りして注意していなかったからいいのでしょうか。今やどの航空会社もダメだと思っていたので不思議な光景でした。

・イエティ やはり存在するらしい!

☆面白かった事
・ネパール語をたくさん習った事。文字は難しくて書けないけどガイドさんに色々な言葉を習いました。忘れないうちにまた使う機会があるといいな!

・交渉 タクシー乗るにも買い物するにも値段が無いから全部交渉。得したのか損したのか分からないけど、楽しかった(笑)
しかもネパリ達値段交渉は割とあっさり。
、アラブの国みたいにしつこくないし、いい人が多く危険な事もなかった。やっぱりアジアの買い物は値切り根性が必要で関西っぽい感じ!

☆感動
・ヒマラヤの山が少しでも見れた事! ちなみに我々が歩いた山はネパール人にとっては丘なんだって。
・エコ&有機野菜 スローライフを自然に行っているネパール。お湯の出るロッジはソーラーパネルを設置。電気は水力発電。野菜は新鮮&無農薬。
・笑顔
・ストゥーパ 特にボダナートでは観光客や参拝者で騒がしい中でも静寂が訪れました


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4 Comments:

  • おかえり~、milhouseさん
    少しだけ、ネパールに飛んだ気分で読ませていただきました。実際に目にすると、すんばらしいだろうな。

    100kmものトレッキングをクリアしてきたの!? 富士山と同じくらいの標高へのぼったことになるんだよね。小柄なmilhouseさん、体力もスタミナもあるのねぇ。ほんとにすごいわ~。

    私は息子を前かごに乗せて、2,30分走るくらいで筋肉痛になるくらい体力がおとろえてしまって・・・おうちでもできるピラティスORパワーヨガでも続けて、がんばろう!DVDを何度か見ながら、やってみたことあるのだけど、こうのすけが私が遊んでるもんだと思って、邪魔されることが多くてねぇ。

    By Anonymous 匿名, at 16/10/06 22:02  

  • じんちゃん、コメントありがとー!
    こうたんと一緒にできる運動とかあればいいねえ!

    今回私が行ったコースは初心者コースだから誰でも歩けるよ。子供もおばあさんもいたしね。赤ちゃん連れの家族もいたから是非挑戦してみて。(赤ちゃんはポーターさんの籠の中で揺られててかわいかった~)

    私もまた走らんと。もうかれこれ2ヶ月くらい忙しくってジムに行ってないや。

    By Blogger tomi, at 17/10/06 13:16  

  • 素晴らしい体験をされましたね。そして100kmものトレッキング?ただただ感心しています。1日に7-10時間歩くってどんな感じなのでしょうか。日本では1日1時間も歩いてないし、NZでは家の中を歩く位しかしていない運動不足の私には想像もつきません。
    でもネパールの澄み切った空気の中で(空気は薄いのでしょうが)素晴らしい景観を見ながら歩くのは爽快なのでしょうね。健康に感謝!!ですね。
    いずれにしろ、無事なご帰還おめでとうございます。
    次はペルーですか?
    そうそう、折角次の就職をするのであれば、milhouseさんは筆も立つし、ボランティアにも積極的だし、常に動いているのが好きの様なので、現代版兼高カオルさんになるのも楽しい夢ではないでしょうか?普通のOffice仕事ではない、世界中を飛び回る仕事を探してみたらどうでしょうか?

    By Anonymous 匿名, at 21/10/06 16:50  

  • aucklander さんありがとうございます♪
    いや~、歩くのは健康体の人なら誰でも大丈夫だと思います。ただ、私の勝手な見解ですが、今回発見した事があります。それは「体の大きい人は下りが得意、逆に体が小さい人は登りが得意」という事。
    大きな人は体が重いので登りはぜーぜー、下りは重心が低いので早足で歩いてもへっちゃらでした。体の小さい人(私も含む)は、登りは大好き。ガイドさんを抜かすくらい早いのですが、下りではおたおたして滑ってよく転んでいました。

    先日日本でもハイキングで行方不明者が出ていましたし、いくら簡単な山でも侮ってはいけませんが、ネパールはガイドさんがつくので安心ですし、もっと簡単なコースはいくつもあったので機会があれば是非オススメです!
    NZでもたくさんトレッキングコースがありますよね。いつかNZでもトレッキングしたいです。

    そう、来年は同じメンバーでペルーの予定です。ネパールは最高3200mまでしか登らなかったので空気は全く問題ありませんでしたが、ペルーは高山病の心配もあるので、もっと精進が必要です。

    兼高さんですかー!?私にはちょっと無理そうですが、そうですね、次の仕事でも世界中を飛び回れる職種だとやりがいがあるかも知れないですね。就職活動もマイペースで頑張っています。

    By Blogger tomi, at 21/10/06 20:33  

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